「えっ……?25mで、もう息が続かない……?」
43歳、サッカー歴30年。
学生時代には90分間ピッチを走り続けてきた私が、たった25mのクロールで心臓が破裂しそうなくらい息を切らしました。
今回は、今年2月にトライアスロンチームに加入して以来、最初にぶつかった大きな「壁」についてお話しします。
前回の記事では、43歳にして30年間続けてきたサッカーから、なぜトライアスロンに挑戦することになったのかを書きました。
そして今回は、その挑戦の第一歩。
「スイム」です。
水泳経験もある。体力にも自信がある。
実は私は、サッカーだけでなく、小学校3年生までスイミングスクールに通っていました。
その後も泳ぐこと自体は好きで、6年生の頃には地域で開催された水泳大会に出場し、上位に入賞した記憶があります。
おまけに、その後は30年間、サッカーを続けてきました。
学生時代には、90分間ピッチを走り続けるためのスタミナがあったので、心肺機能には人一倍自信がありました。
だから、トライアスロンを始めると決めたときも、スイムについてはそれほど心配していませんでした。
「水泳の基礎はあるし、体力もある。」
「スイムも、コツさえ掴めばなんとかなるだろう。」
今思えば、かなり甘く考えていました。
3月、初めてのスイム練習へ
そして迎えた3月。
チームに加入して初めてのスイム練習が始まりました。
コーチから、
「アップで25mを4本、自分のペースで泳ぎましょう!」
と言われました。
「25mなら余裕でしょ。」
そう思いながら、クロールで泳ぎ始めました。
ところが――。
1本目の半分を過ぎたあたりから、何かがおかしい。
息が苦しい。
思うように息継ぎができない。
腕も重い。
そして、たった25mを泳ぎ切った頃には……
心臓が破裂しそうなくらい、息が上がっていました。
「えっ……?嘘だろ……?」
ようやく到着したプールサイドで、激しくゼーゼーと息を荒げる自分。
周りを見渡すと、チームの先輩方は涼しい顔でスイスイ泳いでいます。
「なんで俺だけこんなに苦しいんだ……?」
サッカーの体力が、全然通用しない
サッカーでは、90分間プレーして身体的な負担を感じても、「息ができない」という感覚になることはほとんどありませんでした。
ダッシュを何度も繰り返しても、そこまで苦しくならない。
それなのに、水の中では25mで限界。
サッカーで培ってきたスタミナが、水の中では1ミリも役に立っていない。
そんな無力感に襲われました。
特に苦しかったのがクロールです。
平泳ぎなら泳げる。
ところが、クロールになると途端に息が続かない。
水泳では、陸上のスポーツとは違って「いつでも好きなタイミングで呼吸する」ことができません。
息継ぎのタイミング、身体の姿勢、腕の動かし方、キック。
これまで30年間やってきたサッカーとは、身体の使い方がまったく違いました。
そこで初めて、
「サッカーの筋肉」と「水泳の筋肉」は、同じ身体でも別物なんだ。
と、文字通り身体で思い知らされたのです。
正直、「これから頑張ろう!」とは思えなかった
この記事を書いているのは8月です。
その後、私は初めての大会となるスプリントディスタンスにも出場し、無事に完走することができました。
スイムも、プールでゆっくりのペースでなら800mを泳ぎ切れるところまで来ています。
でも、そんな今だからこそ思います。
3月の初めてのスイム練習は、本当に絶望でした。
正直に言うと、
「できないからこそ面白い!」
「これからガンガン泳ぐぞ!」
なんて、まったく思えませんでした(笑)。
それよりも、
「チームに入ってしまったけど、どうしよう……。」
「本当に長距離を泳げるようになるのかな。」
そんな不安の方が大きかったです。
ここから「クロール25mからの脱却」が始まった
でも、ここで終わるわけにはいきません。
この日を境に、私の
「クロール25mからの脱却」
をかけた、泥臭い試行錯誤が始まりました。
泳ぎ方を教えてもらい、何度もプールに通い、失敗しながら少しずつ距離を伸ばしていく。
43歳から始めた大人の水泳は、決して華々しいスタートではありませんでした。
むしろ、25mで息が切れるところからのスタートです。
だからこそ、これからトライアスロンを始める方で、
「水泳がどうしても苦手……。」
「クロール25mで息が切れてしまう。」
「昔は泳げたけど、今はまったく泳げない。」
という方がいたら、安心してください。
私も、まったく同じスタートラインでした。
そして、そんな私でも少しずつ泳げるようになりました。
次回は、この絶望的な状態から、私が少しずつ距離を伸ばせるようになった「大人の水泳のコツ」を、水泳初心者の目線からお話しします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
みんなで一緒にTryしていきましょう!



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